連敗記録のダイヤモンドバックス 6月をわずか3勝で終える

MLB
MLB.comより引用

今季MLB最弱のチームと言えば、もちろんアリゾナ・ダイヤモンドバックス。
アウェイ24連敗というMLBワースト記録を作ってしまった6月はなんと、わずか3勝のみで終えることになりました。

悪夢の3勝24敗

日本では今年の4月に横浜DeNAベイスターズが非常に低い勝率で推移し、苦しい状況に陥っていました。そんなベイスターズの4月勝利数は6。
十分悲惨な数字ではありますが、ダイヤモンドバックスはその比ではありません。

なんと6月はわずか3勝24敗。
もちろん連勝はなく、勝利したのは

6/1 vsメッツ 6-5

6/21 vsブルワーズ 5-1

6/26 vsパドレス 10-1

6月は同地区上位のジャイアンツ、ドジャース、パドレス含め、ことごとく上位チームとばかりあたった日程的な不運も重なりましたが、唯一の救いは6月中にアウェイ連覇をとめることができたことでしょうか。
6/26でパドレスを圧倒した試合で禊を終えたかに思われましたが、その翌日から再び連敗が始まっています。

5月以降8勝48敗

アウェイでの連敗が始まったのが5月からで、5月後半になるとその連敗状況が表面化し話題に。
4月末時点では14勝12敗と勝ち越していたのが、その後の二か月で8勝48敗と歴史的な勝率に終わったことで、現在は22勝60敗、勝率.268。

勝率は近年ワースト?

勝率.268という現時点での数字は過去最低クラスに思えますが、実は歴史を紐解くとシーズンでもっと酷い勝率が記録されたこともあります。

1900年以降の近代野球で勝率.300以下が記録されたのは23回。
ワースト記録は1916年フィラデルフィア・アスレチックスの記録した.235です。
今のダイヤモンドバックスの勝率.268は、ワースト7位に位置します。

2000年以降に限定してみると、勝率.300以下が記録されたのはわずか3回です。

2003年 デトロイト・タイガース .265
2018年 ボルチモア・オリオールズ .290
2019年 デトロイト・タイガース .291

ダイヤモンドバックスは2003年のタイガースには及びませんが、ここ10年でワーストを記録する可能性はありそうです。

7月はどうなる?

再び連敗街道に入った今、7月は盛り返すことができるのでしょうか?
7/1からはまず同地区首位のジャイアンツとの4連戦が予定されています。ジャイアンツは現在MLB最高勝率を記録しているチームですから、最強の矛と最弱の盾のような結果のわかりきった展開になってしまいそうです。

7/6からは同地区4位のロッキーズとの3連戦。その後続けて同地区2位のドジャース3連戦と、オールスター前に同地区との直接対決が続きます。
激しい首位争いを繰り広げているジャイアンツとドジャースに、今のダイヤモンドバックスが勝てるとは思いませんが、ホームで迎えるロッキーズ戦はいい勝負ができるかもしれません。

また、最大のチャンスは7/19からのパイレーツとの3連戦。
こちらもホームで迎えますが、パイレーツは勝率.367とナ・リーグではダイヤモンドバックスに次いで弱いチーム。

7月はこのロッキーズ、パイレーツとの試合でどれだけ持ち直せるかがカギになりそうです。

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