8月も終盤戦になってきました。
今月のア・リーグ月間MVP候補を紹介します。
参考記事:8月の月間MVP候補〈ナ・リーグ〉
野手
アンソニー・サンタンデール(BAL)
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
20 | .360 | 8 | 13 | .385 | 1.131 | 1 |
好不調の激しいタイプで、8月8~11日の三日間で4本塁打、8月21~25日の四日間で4本塁打と、短期間のうちの本塁打を固め打ち。
その期間中は猛打賞を何度も記録しており、今は特に勢いに乗っています。
チームの20連敗を阻止するのにも大きく貢献しました。
ジャンカルロ・スタントン(NYY)
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
22 | .320 | 6 | 19 | .420 | 1.034 | 0 |
飛びぬけた数字はありませんが、一日一善という感じでチームの11連勝に貢献しています。
もちろん言わずと知れた強打者ですから、突然本塁打を連発するなんてこともあり得ます。
現に今のところ2試合連続で本塁打を放っています。
ハンター・レンフロー(BOS)
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
21 | .269 | 10 | 21 | .321 | 1.027 | 0 |
チームは不調気味ですが、月間本塁打数はリーグ最多の10本を記録しています。
出塁率は低いのですが、とにかく本塁打数を稼ぎまくれば受賞の可能性があります。
ホルヘ・ポランコ(MIN)
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
21 | .282 | 9 | 25 | .340 | .999 | 1 |
月間打点数はトップで、本塁打も1位のレンフローに肉薄しています。
もう少し打率も上げたいところですが、現在3試合連続本塁打中で勢いがあります。
投手
マルコ・ゴンザレス(SEA)
試合 | 勝 | 敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 2 | 0 | 1.36 | 33.0 | 23 | 0.76 |
今季は怪我で離脱や不振もあったのですが、8月12日には1失点完投勝利するなど本来の実力を取り戻しています。
相変わらず制球力はいいのですが、奪三振が少ないのが評価を下げています。
もう一試合登板するでしょうから、好投に期待です。
カル・クオントリル(CLE)
試合 | 勝 | 敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 2 | 0 | 1.45 | 31.0 | 34 | 0.97 |
クオントリルは今季最初の二か月はリリーフだったのですが、6月からは先発ローテーション入りしました。
7月以降はかなり成績が安定してきており、8月はQSを4度記録しています。
もう一試合登板しそうなので、そこで好投すればチャンスがあります。
ロビー・レイ(TOR)
試合 | 勝 | 敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 0 | 0 | 1.59 | 34.0 | 42 | 0.88 |
非常に奇妙な成績になっています。
今季のサイ・ヤング賞候補となっているレイですが、登板した5試合全てでQSを達成し、直近2試合は連続で二桁奪三振を記録するなどそれに恥じない活躍を見せています。
投球回、奪三振がリーグ1位で防御率も1点台ですから本来なら問答無用に月間MVP候補として推したいところですが、なんと0勝に終わっています。
7月終了時点で9勝と二桁勝利到達まであと1勝だったのにも関わらず、まだ9勝のままです。
デグロームが乗り移っていますね。
参考記事:2021年サイ・ヤング賞候補12選
タリク・スクーバル(DET)
試合 | 勝 | 敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|
4 | 2 | 1 | 1.59 | 22.2 | 27 | 0.97 |
好投はしているのですが、他の候補と比べると投球回数がかなり少な目なのでレースからは一歩後退しています。
ただ防御率はかなり優秀で、四球も3つしか出していません。