カブスがドジャース相手にノーヒットノーラン

MLB
MLB.comより引用

現地6/24のドジャース対カブスの試合。ここで敗れればパドレスにゲーム差で追いつかれるドジャースにとって必ず勝たなければならない試合です。
しかし、そこで驚異的なパフォーマンスを見せたのはドジャースではなくカブスの方でした。

ドジャース先発は今季無敗ビューラー、カブス先発は今季防御率4点台のデイビースとスタッツ的にはドジャース有利の対戦でした。
ドジャースは前日のパドレス戦でマンシーとベリンジャーの二人の主力が復帰しており、大量得点での勝利も望めるシチュエーションでした。

しかし、頼みのビューラーが初回にバイエズに一発を浴びて失点すると、ドジャース打線もデイビース相手に沈黙。
デイビースは5四球と大荒れでしたが、結局ドジャースは6回をノーヒットに抑えられました。
ドジャースタジアムで最後にノーヒッターが達成されたのは、2015年のカブス アリエッタによるものであり、6年前の再現か、という雰囲気が漂いました。

しかし荒れていたデイビースは6回で94球を投げており、9回は投げ切れないと見込んで7回からは投手交代しました。
続くテペラ、チャフィンもそれぞれ1四球を出しながらノーヒットに抑え、4-0の9回には守護神キンブレルが登板。
一時期は成績が落ち込んでいたキンブレルですが今季はリーグ屈指のクローザーへと返り咲いています。
キンブレルは先頭のテイラーにいきなり四球を与えますが、ベリンジャー、プホルスを連続三振にきってとり、最後のスミスも空振り三振で複数投手でのノーヒッターを達成しました。
複数投手でのノーヒットノーランはカブス史上初の出来事でした。

今季は4月からノーヒッター連発で、4/9のマスグローブを皮切りに4/14ロドン、5/5ミーンズ、5/7マイリー、5/18ターンブル、5/19クルーバーと例年にないハイペースで量産されていました。
これは史上最低クラスの打低が影響していると見られていますが、クルーバー以降は一度も達成されていません。
もしも今話題の粘着物質の影響が大きかったのだとしたら、取り締まりが強化された今季はこれ以降単独投手によるノーヒッターが誕生しないということもあり得るかもしれません。

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