拙稿「月間MVPの大谷翔平 2打席連続本塁打で日本人2人目のシーズン30本塁打」で紹介したように、大谷は本日の試合で30本塁打に到達しました。
その後の第三打席では強い当たりをみせたもののシフトに阻まれて凡退。
チームはその後リリーフがピンチを作りますが、どうしてもこの試合をものにしたいエンジェルスは8回のピンチに守護神イグレシアスが登板し見事切り抜けます。
9回にも回跨ぎでイグレシアスが続投し、全く手が付けられないピッチングでオリオールズの打者を簡単に片づけます。
そして迎えた9回裏、先頭のフレッチャーが凡退した後迎えた大谷の打席。
エンジェルスファンからはMVPコールがこだまする中、登板した左腕フライはストライクゾーン内で勝負することができずに四球を出します。
大谷のサヨナラ本塁打を誰もが期待する中、四球をだしたことで観客は大ブーイング。
しかし大谷はエンジェルス最速の野手でもあります。
誰もが盗塁のシチュエーションだと理解する中、レンドンの打席で盗塁を決めたものの、レンドンのバットが捕手に接触したことで守備妨害扱いになり、盗塁はなかったことに。
その後レンドンは見逃し三振になり、続くウォルシュの打席で再び大谷は盗塁を決めます。
2アウト2塁のこの場面でウォルシュはライト前ヒットを放ちます。
タイミングは非常にきわどい中で、ここでも大谷は魅せます。
迷うことなくホームを目指し、その足でサヨナラのホームインを決めました。
この試合はもはや大谷が勝利に導いたと言っていい試合でしょう。
試合後もファンからMVPコールが聞こえてきました。
エンジェルスファンにとっては、今季ホームで最もエキサイティングな試合であったのではないでしょうか。