オリオールズは2000年代最多タイとなる19連敗

19連敗のオリオールズ MLB
MLB.comより引用

先日から何度か記事にしている連敗中のオリオールズですが、本日のエンジェルス戦で8-14の大敗を喫し、19連敗となりました。

19連敗は2000年代最多タイ

順位連敗数チームシーズン
126ルイスビル・コロネルズ1889
224クリーブランド・スパイダーズ1899
323ピッツバーグ・アレゲニーズ1890
323フィラデルフィア・フィリーズ1961
522フィラデルフィア・アスレチックス1890
621ボルチモア・オリオールズ1988
720ルイスビル・コロネルズ1894
720ボストン・アメリカンズ1906
720 フィラデルフィア・アスレチックス 1916
720 フィラデルフィア・アスレチックス 1943
720モントリオール・エクスポス1969
1219ボストン・ビーニーターズ1906
1219シンシナティ・レッズ1914
1219デトロイト・タイガース1975
1219カンザスシティ・ロイヤルズ2005
1219ボルチモア・オリオールズ2021
1718 シンシナティ・レッズ 1876
1718 ルイスビル・コロネルズ 1894
1718セントルイス・ブラウンズ1897
1718ワシントン・セネターズ1903
1718 フィラデルフィア・アスレチックス 1920
1718 ワシントン・セネターズ 1948
1718 ワシントン・セネターズ 1959
赤文字は近代野球(1901~)の記録

上表から見て取れる通り、オリオールズが記録した19連敗は、MLB史上12位であり、2000年以降に限れば2005年のロイヤルズと並んで最多タイです。
もしも明日のエンジェルスとの最終戦でも敗北するようであれば、2000年代ワースト記録を樹立することになります。
明日のエンジェルス先発投手は現在投手として絶好調の大谷翔平で、オリオールズの先発投手はまだアナウンスされていません。
本日の試合で負けはしたもののマウントキャッスルの2本塁打などで8得点を奪ったオリオールズですが、大谷の調子を考えると打ち崩すのは難しく、敗色濃厚と言わざるを得ません。

また、先日の記事(下記参考記事)でも言及しましたが、オリオールズにとって最も勝ちやすい相手が今回のエンジェルスでした。
9月にかけてエンジェルス以降対戦するチームはどこもプレーオフ争い真っただ中の強敵ばかりです。
エンジェルス以外は若手の育成なんて考えることなく挑んできますから、オリオールズは明日の試合大谷降板後にリリーフを打ち込む展開を狙って、連敗記録をストップさせたいところです。

同地区ヤンキースは11連勝

4強1弱と化しているア・リーグ東地区ですが、オリオールズが19連敗を喫している一方で、地区首位目指して驀進中のヤンキースはなんと11連勝を記録しています。
ヤンキースは8月1日時点ではワイルドカード圏内にも入っていなかったのですが、この連勝によってレッドソックスを追い抜きワイルドカード争いの首位に立っています。
それだけでなく、地区首位レイズまで4ゲーム差まで迫っており、ア・リーグ東地区の4チームにとってはもはや1試合も落とせない熾烈な戦いになっています。

この状況は地区最下位のオリオールズとしては大きな逆風になっており、連敗記録のMLB記録更新もあり得ない話ではなくなってきました。

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