フェルナンド・タティスJr.が外野手として復帰

外野手として復帰したフェルナンド・タティスJr. MLB
MLB.comより引用

7月30日の走塁時に左肩を負傷し、そこから戦列を離れていたパドレスのフェルナンド・タティスJr.が、復帰しました。
元々のポジションである遊撃手ではなく、外野手としての復帰です。

これについては「タティスJr.は早期復帰も外野へコンバートか」で事前に紹介していましたが、報道されていた通り外野手へのコンバートということになりました。

タティスはこの復帰初戦で、5打数4安打2本塁打4打点の大暴れでチームを勝利に導きました。
パドレスは目下4連敗中であり、同地区最下位のダイヤモンドバックスには前日に新人投手からノーヒットノーランを達成されてしまうなど非常に流れの悪い中、タティスの復帰で打線が爆発してチームを窮地から救った形です。

今回の試合では、彼はライトを守りました。
事前の報道ではセンターとライトの練習をしているということでしたが、センターのトレント・グリシャムはリーグ屈指の名手ですから、肩の強さを活かすためにもやはりライトが適正ということでしょう。
今後は、チーム状況に合わせて外野3ポジション全てを経験する機会もあるかもしれません。

タティスの経歴を紐解いてみると、メジャーデビューを果たした2019年から彼が遊撃手以外のポジションを守るのは初めてということになります。
またマイナーでプロデビューした2016年からでも、二塁手として9試合、三塁手として8試合に出場した以外は全て遊撃手を守っていました。
つまり、タティスのプロキャリアにおいて外野を守ったのは今回が初めてということになります。

スター選手、特にMVP候補のトップ選手がシーズン中にコンバートされるというのは極めて異例です。
たいていコンバートされるケースというのは、シーズンオフにしっかりと練習して翌シーズンから、というパターンです。
今回は一週間程度の練習で外野手になったわけですから、守備がうまいはずがありません。
今後はセンターをグリシャムで固定して、レフトかライトをタティスが守るという形になるでしょうか。

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