マーリンズが主力外野手のスターリング・マルテとの契約延長に失敗したとの報道があり、これによってマルテが今月中にトレードで移籍する可能性が高くなりました。
マルテは2014年に当時所属していたパイレーツと2021年までのオプション付きの8年契約を結んでいましたが、2019年オフにトレードでダイヤモンドバックスに移籍。
さらに2020年途中で今のマーリンズへとトレード移籍してきました。
今季が長期契約の最終年ということもあってその動向が注目されていましたが、マーリンズ側が提示した3年3000万ドル以上の契約延長オファーをマルテは拒否したということです。
マーリンズは現在地区最下位ですから、当然ながらマルテをトレードに出して若手有望株の獲得を狙うことになります。
投手陣は若くて将来性豊かな選手が多いので、交換要員としては野手の有望株を欲しがるでしょう。
現在32歳のマルテは走攻守全てが揃った外野手で今季は一か月以上の離脱があったものの打率.290/出塁率.391/OPS.840を記録しており、なおかつ19盗塁はフェルナンド・タティスJr.やトレイ・ターナーに次いでリーグ3位の好成績です。
外野手をアップグレードしたいチームにとっては彼はかなりフィットしやすい選手で、現時点ではヤンキース、フィリーズ、アストロズの名前が挙がっています。
それぞれ外野手の故障や層の薄さで穴がある状態で、特にセンターで優秀な守備力を持つマルテはどのチームにとっても大きな戦力アップになるはずです。
マルテの今季成績
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
56 | .290 | 7 | 22 | .391 | .840 | 19 |