2022年ポジション別ランキング〈外野手編〉

マイク・トラウト MLB
引用:https://twitter.com/Angels/status/1378496521520312320

ポジションごとのトップ10選手をランキング形式で紹介します。
今回は、外野手編です。
順位をつけるにあたって、基本的には現在の実力を重視していますが、直近2年程度までの実績は考慮しています。
また、2021年シーズンに外野手としてよりDHでの出場が多かった選手はランキング入りしていません。

外野手ランキング

10位 カイル・シュワーバー(PHI)
YearGBAHRRBIOBPOPSSB
2021113.2663271.374.9281
太字はリーグトップ

守備走塁面での貢献は全く期待できませんが、昨季6月に見せたパフォーマンスは歴史に残るものでした。
月間16本塁打に加えて10試合で12本塁打という大記録を打ち立てたものの、7月に入ると故障で離脱。
トレード先のレッドソックスでは非常に安定感のある打撃を見せてくれました。
キャリアを通じて典型的な低打率のパワーヒッターですが、今季もその期待通り(?)に低打率ながらも本塁打王争いに加わっています。

9位 バイロン・バクストン(MIN)
YearGBAHRRBIOBPOPSSB
202161.3061935.3581.0059
太字はリーグトップ

2012年にドラフト全体2位で指名され、中々その実力が開花することがなかったのですが、近年はようやくそのポテンシャルに結果がついてきました。
パワー、スピードに優れたアスリートタイプですが、この手のタイプにありがちな故障の多い選手でもあります。
2017年以外に100試合以上出場した年はなく、MVP級の活躍を見せていた昨季も早々に故障離脱しました。
今季も本塁打量産でついにキャリアハイの20本塁打に到達するかという手前で故障離脱。
故障の多さはわかっていたものの、ツインズは彼と2028年までの7年契約を結んでいます。
これからの7年間で一体何試合に出場できるのでしょうか。

8位 ジョージ・スプリンガー(TOR)
YearGBAHRRBIOBPOPSSB
202178.2642250.352.9074
太字はリーグトップ

近年は怪我の多さでやや影が薄くなってしまっているスプリンガー。
それでも出場さえすれば攻守ともに素晴らしい活躍をみせ、昨季は78試合ながら22本塁打を記録。
健康さえ維持できれば未だに外野手トップ5に入るかもしれない実力者です。

7位 カイル・タッカー(HOU)
YearGBAHRRBIOBPOPSSB
2021140.2943092.359.91714
太字はリーグトップ

デビューは2018年ながら、2020年にメジャーに定着。
本格的なフルシーズン1年目となった昨季はいきなり30本塁打&OPS.900以上を記録するなどそのポテンシャルの高さを見せつけました。
守備貢献度も高く、将来的にはリーグ最高の外野手になってもおかしくありません。
個人的には密かに今季のMVP有力候補の一人だと考えていたのですが、今季は今の所大爆発はしていません。

6位 ムーキー・ベッツ(LAD)
YearGBAHRRBIOBPOPSSB
2021122.2642358.367.8546
太字はリーグトップ

2018年にオールスター、MVP、ゴールドグラブ、シルバースラッガーとあらゆるアワードを総なめにしリーグ最高の外野手の一人になったベッツは、ドジャース移籍後も高水準の活躍を続けています。
30本塁打前後を放つパワーも素晴らしいのですが、最大の魅力はその総合力の高さ。
特に守備は5年連続ゴールドグラブ賞を受賞するなど、並ぶ相手がいないレベルの水準を誇っています。
今季は一時本塁打王争いに加わる程の活躍でしたが、現在はIL入りしています。

5位 フアン・ソト(WSH)
YearGBAHRRBIOBPOPSSB
2021151.3132995.465.9999
太字はリーグトップ

ソトは守備走塁での貢献度は低く、総合力の高い外野手ではないものの打撃だけならリーグ最高峰。
その最大の特徴はリーグ最高峰の選球眼で、際どいボールを見極めて四球を量産していきます。
四球を多くとる待球型の打者は同時に三振も多くなることが多いのですが、ソトの昨季の四球数145に比べて三振数はそれよりも遥かに下回る93でしかありませんでした。
その打撃スタイル故に安打数や本塁打数は伸びづらくなるのですが、それでも30本塁打前後を記録するパワーを持ち合わせています。
今季はトレードの噂も絶えず、肝心の打撃成績も打率などで不調ですが、これはBABIPが極端に低いことが要因で、BB/Kの水準は昨季と同様高水準なので、後半戦になると数字を上げてくるのではないでしょうか。
19歳の若さでデビューしたということもあって、将来の殿堂入りもありえます。

4位 ロナルド・アクーニャJr.(ATL)
YearGBAHRRBIOBPOPSSB
202182.2832452.394.99017
太字はリーグトップ

リーグを代表するスター選手の一人となっているアクーニャは、昨季MVP級のパフォーマンスを見せていたものの試合中の負傷によりシーズン全休。
ワールドシリーズへの出場も叶いませんでした。
パワフルな打撃だけでなく足も魅力で、2019年には41本塁打37盗塁を記録しています。
現役選手で40-40クラブ(40本塁打40盗塁)に最も近いのは、アクーニャとタティスの二人でしょう。
長い離脱期間からようやく復帰した今季は、再び派手なプレーでファンを沸かせています。

3位 アーロン・ジャッジ(NYY)
YearGBAHRRBIOBPOPSSB
2021148.2873998.373.9166
太字はリーグトップ

2017年に当時の新人記録となる52本塁打を放ったヤンキースの生え抜き選手。
昨季は4年ぶりに30本塁打を超えるなど、やはり怪我をしなければリーグ最高の選手の一人であることを証明しました。
彼の魅力はその規格外のパワーを誇る打撃だけでなく、守備力の高さにもあります。
まるでキャッチボールでもするかのようなフォームから繰り出す強肩が特徴で、今季はセンターを守ることも多くなっています。
今オフFAになる彼に対して、ヤンキースが開幕前に巨額の契約延長オファーを出したのですがこれを固辞。
それ以上の10年3億ドル規模の契約を求める彼は今季MVP候補の一人として大活躍中です。

2位 ブライス・ハーパー(PHI)
YearGBAHRRBIOBPOPSSB
2021141.3093584.4291.04413
太字はリーグトップ

昨季ナ・リーグMVPを獲得したハーパーは、将来の殿堂入り候補の一人。
本塁打王に輝いた2015年には及ばないものの、現在は二度目の全盛期と言っていいでしょう。
怪我の多さがネックで、キャリアで150試合以上出場したのは3度だけ。
今季もMVP候補の活躍を見せていましたが、先日死球を受けて親指を骨折し、2年連続MVPは叶わなくなりました。

1位 マイク・トラウト(LAA)
YearGBAHRRBIOBPOPSSB
202136.333818.4661.0902
太字はリーグトップ

もはや語るまでもない現役最高の選手トラウト。
まだ現役選手ながらも既に歴史に残る選手として、将来の殿堂入りはほぼ確実視されています。
その実力は未だ衰えることもなく、今季も例年通りMVPの有力候補の一人となっています。
惜しむらくは、やはりプレーオフでのプレー経験がほとんどないこと。
ワールドチャンピオンは難しくとも、エンジェルスはせめて彼をプレーオフで活躍させてあげてほしいところです。

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