最年少オールスターMVPに輝いたブラディミール・ゲレーロJr.が、オールスターでの勢いそのままに後半戦初戦で大活躍を見せました。
2本塁打 4打点
今季三冠王に最も近い男ゲレーロJr.にとって鬼門になっているのが本塁打。
前半戦終盤の大谷の驚異的な本塁打量産によって1位の座を奪われ、それどころか5本差の大差をつけられていました。
しかし、オールスターでも本塁打を放ったゲレーロJr.は今勢いに乗っています。
レンジャーズとの対戦となったこの日、初回にいきなり先制のソロ本塁打を叩き込むと、6回にもダメ押しの3点本塁打でレンジャーズにとどめを刺しました。
今季成績
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
74 | .335 | 30 | 77 | .434 | 1.111 |
リーグ順位 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 |
今日の活躍と、大谷翔平が本塁打を打てなかったことで本塁打数は1位と3本差まで詰めてきました。
本塁打以外の打撃スタッツでは全てリーグ1位と、22歳にしてもう既に打者としては完成されています。
ブルージェイズは7/30にホームへ帰還
ゲレーロJr.の成績に影響が出そうなのが、7月30日にブルージェイズが本拠地トロントに帰還することが決定したということです。
新型コロナウイルスのため、唯一カナダに本拠地があるブルージェイズは国境をまたぐことを許されず、昨季はニューヨークのセーレン・フィールド、今季はフロリダのTDボールパークと上述のセーレン・フィールドを本拠地として使用していました。
しかしようやくカナダ政府からの許可が下りたということで、ついにブルージェイズは本拠地ロジャー・センターで公式戦を開催できることになります。
約2年ぶりの帰還ということになりますが、これで気になるのはゲレーロJr.の打撃成績への影響。
現在の彼の好成績は、例えば本塁打の出やすさなどで現在利用している本拠地の恩恵を受けたものです。
本来の本拠地ロジャー・センターもメジャー屈指の打者有利球場ですが、流石に現在利用しているマイナーリーグの球場に比べれば劣ります。
また、カナダとの行き来ということで、やや移動の負担も増えるはず。
今のゲレーロJr.にとって非常に重要な本塁打の量産ペースにどれほどの影響が出るのか気になるところです。
実は彼はカナダとドミニカの二重国籍の持ち主。
自らの出生地に戻ることで、もしかするとさらなるブーストがかかる可能性も…?
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