レッドソックスがカイル・シュワーバーをナショナルズから獲得しました。
カイル・シュワーバー(28)
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
623 | .233 | 146 | 332 | .337 | .828 | 12 |
シュワーバーは2015年から2020年までカブスで活躍。
元々捕手でしたが主にレフトを守るようになり、打撃スタイルもよくある低打率のパワーヒッターです。
2019年には38本塁打を放ちましたが、短縮シーズンとなった2020年は打率1割台と苦しみました。
新天地ナショナルズへと戦いの場を移した今季は低調なスタートながら徐々に調子を上げ、6月には10試合で12本塁打という離れ業をやってのけ月間MVPを受賞しました。
しかしその後故障のため離脱し、現在までIL入りしています。
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
72 | .253 | 25 | 53 | .340 | .910 | 1 |
トレードの内容
レッドソックスが獲得した選手:カイル・シュワーバー
ナショナルズが獲得した選手:アルド・ラミレス
アルド・ラミレスは20歳の右投手で、レッドソックスのプロスペクトランキングでは19位でした。
レッドソックスの思惑
レッドソックスはリーグ2位の得点力を誇る強力打線を擁している反面、投手陣はリーグ中位レベル。
そのため当初の目的は先発投手の補強で、実際ナショナルズからはシャーザーを獲得しようとしていました。
しかしそれが叶わずに代わりに獲得したのが、強力打線をさらに強力なものに押し上げるシュワーバーでした。
先発ローテーションにはクリス・セールの復帰を見込んで、もう投手の補強はあきらめたのでしょうか。
レッドソックスは現在レイズと地区優勝争いを繰り広げていますが、プレーオフ進出の可能性は非常に高く、やはり見据えるのはプレーオフでどう勝ち上がるか。
現在故障中のシュワーバーがレギュラーシーズンでどれだけ戦力になるかはわかりませんが、おそらくプレーオフではその打撃力を発揮してくれるでしょう。
気になるのは守備位置ですが、シュワーバーを一塁に回すか、慣れたレフトでプレーさせるかがカギになりそうです。
一塁でできるのであれば、打線の厚みが非常にますことになるでしょう。
ナショナルズの思惑
ソト以外の主力をファイアーセールしているナショナルズにとっては、拾い物に近かったシュワーバー放出にためらいはなかったでしょう。
もしも怪我をせずにあの活躍を7月も続けていればもっといいプロスペクトがもらえたでしょうが…