今季の地区優勝がついに決まり始めました。
第一号となったのはア・リーグ中地区のホワイトソックスです。
参考記事:優勝争いの展望〈ア・リーグ中地区〉
ア・リーグ中地区の順位
順位 | チーム | 勝 | 敗 | 勝率 | ゲーム差 | 直近10試合 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ホワイトソックス | 86 | 67 | .562 | – | 4-6 |
2 | インディアンズ | 75 | 77 | .493 | 10.5 | 5-5 |
3 | タイガース | 74 | 78 | .487 | 11.5 | 7-3 |
4 | ロイヤルズ | 69 | 83 | .454 | 16.5 | 5-5 |
5 | ツインズ | 68 | 85 | .444 | 18.0 | 5-5 |
完全にホワイトソックス一強だったこの地区ですが、最後までその図式は崩れることがありませんでした。
2位インディアンズは9月初め頃は勝率5割あったのですが、結局今では5割を割り込んでしまいました。
これでホワイトソックス以外の4チームすべてが勝率5割未満となりました。
ア・リーグ東地区は上位4チームが勝率.550以上であることを考えると、地区ごとのレベル差が顕著になっていますね。
プレーオフに向けたホワイトソックスの状態
この地区のホワイトソックス優勝は時間の問題で、ほとんど確定事項でした。
そのため、最も気になるのは地区優勝よりもプレーオフでどこまで戦えるか、という点です。
直近のホワイトソックスは好調は言い難く、9月1日時点の勝率.582からなんと.020も勝率を落としてしまっています。
9月に入ってからは9勝11敗で、およそ地区優勝にふさわしいチーム状態とは言えません。
そんな状態の一因となっているのが得点力の低下です。
9月のホワイトソックスの得点数は86で、これはリーグ12位の数字です。
投手力も、9月防御率4.38で、良いとは言えません。
自慢の先発ローテーションではロドン、リン、ジオリトの三本柱はそれなりですが、あまり長いイニングを投げられておらず、リリーフに負担がかかっています。
プレーオフでは特に投手陣の調子が物を言いますが、まずはしっかりと彼らと主力リリーフ陣の調整をしていきたいところです。
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