ロックアウトで遅れて始まった2022年シーズンも、開幕から約2ヶ月が経過しました。
まだまだ気が早いのですが、現時点での新人王有力候補を紹介します。
ア・リーグ新人王有力候補
フリオ・ロドリゲス(SEA)
G | BA | HR | RBI | OBP | OPS | SB |
64 | .267 | 8 | 29 | .331 | .752 | 17 |
開幕前に発表されたMLB.comのプロスペクトランキングで3位にランクインしたフリオ・ロドリゲスは、スプリングトレーニングでも大活躍を見せて開幕ロースター入り。
序盤は苦しんでいたものの、5月以降は見事メジャーに適応し、打撃スタッツはルーキーの中でも上位に位置するのに加え、盗塁に関してはメジャー全体でも1位で、ルーキーで唯一タイトル争いをしている選手です。
ジェレミー・ペーニャ(HOU)
G | BA | HR | RBI | OBP | OPS | SB |
54 | .277 | 9 | 27 | .333 | .804 | 6 |
開幕前に下馬評の高かったスター候補を押しのけて現在ルーキーの中で1位の本塁打数を記録しています。
カルロス・コレアの抜けた遊撃手の穴を見事に埋めていますが、つい先日IL入りしてしまったので早期復帰が待たれます。
ジェイク・バーガー(CWS)
G | BA | HR | RBI | OBP | OPS | SB |
39 | .265 | 8 | 23 | .313 | .806 | 0 |
2017年全体11位指名選手で、デビュー自体は昨年しています。
現在26歳とやや遅咲き感はありますが、2018~2020年の三年間は故障やコロナ禍によるマイナー休止でほとんどプレーしていませんでした。
ジョー・ライアン(MIN)
W | L | ERA | IP | SO | WHIP | K/BB | QS |
5 | 3 | 2.81 | 48.0 | 45 | 1.02 | 3.00 | 4 |
この6月に26歳になったばかりで、メジャーデビュー自体は昨年。
4月に4登板して防御率1.17を記録するなど序盤から好調。
5月以降はそれほど圧倒的な活躍ができていませんが、ア・リーグのルーキー投手の中では頭一つ抜けています。
ボビー・ウィットJr.(KC)
G | BA | HR | RBI | OBP | OPS | SB |
61 | .245 | 8 | 32 | .287 | .733 | 10 |
開幕前にMLB.comのプロスペクトランキングで全体1位に輝き、新人王最有力候補としてシーズンに臨みましたがメジャーの水にやや苦しみました。
しかしこちらも5月以降に適応を見せ始め、現在は打撃成績でロドリゲスを追いかけています。
ナ・リーグMVP有力候補
マッケンジー・ゴア(SD)
W | L | ERA | IP | SO | WHIP | K/BB | QS |
4 | 3 | 3.64 | 54.1 | 61 | 1.33 | 2.54 | 3 |
2017年全体3位指名を受け、ようやく今季23歳でのメジャーデビューを果たしました。
新人王レースのトップを走る活躍を見せていましたが、直近2登板は6.1回14失点という大乱調に陥っています。
ここから立ち直れるのかどうかに注目です。
クリストファー・モレル(CHC)
G | BA | HR | RBI | OBP | OPS | SB |
29 | .276 | 5 | 15 | .348 | .848 | 7 |
メジャーデビューは5月17日と遅かったのですが、そのデビュー戦で初打席初本塁打。
出場試合数が比較的少ないにもかかわらず、本塁打数はスウィンスキに次ぐルーキー2位に位置しています。
ブレンダン・ドノバン(STL)
G | BA | HR | RBI | OBP | OPS | SB |
45 | .338 | 1 | 22 | .447 | .913 | 2 |
メジャーでは珍しいドイツ出身選手。
現在25歳で初昇格を果たしましたが、本塁打は少ないものの打率、出塁率、OPSでルーキーで1位。
今季既に6ポジションを守っているユーティリティプレイヤーです。
ルイス・ゴンザレス(SF)
G | BA | HR | RBI | OBP | OPS | SB |
45 | .303 | 3 | 22 | .366 | .810 | 5 |
メジャーデビュー自体は2020年ホワイトソックスで。
ジャイアンツに移籍してきた今季は、爆発力には欠けるものの今のところ安定した数字を残しています。
アレク・トーマス(ARI)
G | BA | HR | RBI | OBP | OPS | SB |
36 | .276 | 5 | 14 | .338 | .785 | 3 |
マイナーで着実に実績をつみトッププロスペクトの一人となったトーマスは、現時点でのMLB.comのプロスペクトランキングでは全体17位。
肩以外は目立った弱点はなく、今季は5月に昇格直後から安定した成績を残しています。
現在9試合連続安打中。