現地時間6/14(月)から始まった大谷翔平の一週間はとんでもないものになりました。
大谷の6/14試合開始前の打撃成績は
打率.269 17本塁打 45打点 出塁率.353 OPS.961
これでも日本人選手の垣根を越えて十分トップ選手であると言える数字です。ところがここからの一週間で、彼はさらに異次元の成績をたたき出します。それぞれの打撃成績を確認してみましょう。
6/14 DH 5打数1安打1三振
6/15 DH 4打数1安打1本塁打1打点1三振
6/16 DH 4打数2安打1本塁打1打点1三振1盗塁
6/17 先発投手 1打数0安打2四球
6/18 DH 5打数2安打2本塁打3打点2三振
6/19 DH 4打数1安打1本塁打2打点1四球1三振
6/20 DH 4打数1安打1本塁打2打点1四球3三振
そして、この一週間の合計成績は
7試合 打率.296 6本塁打 9打点 出塁率.387 OPS1.350
打率こそ特筆すべき数値にはなっていませんが、本塁打数はもちろんこの週のア・リーグ1位を記録しており、週間MVPは間違いなしと言えるでしょう。
さらに6/17には先発投手として6回1失点で勝ち投手になっており、日本人の垣根を超えたMLBにおいての真の規格外であることはもはや疑いありません。
これによって現時点での今季打撃成績は
打率.272 23本塁打(1位) 54打点(3位) 出塁率.357 OPS1.005(2位)
現在打率2位、本塁打1位、打点1位で三冠王も視野にいれているMVP最有力候補のブラディミール・ゲレーロJr.の背中を猛追しており、ここからさらに調子をあげていくのであれば大谷はMVPレースのトップに躍り出る可能性もあります。
また、日本人初のホームランダービー出場も発表され、今後がますます楽しみなところです。
ちなみに、圧倒的な打撃成績を残した先週の大谷ですが、実はナ・リーグではこれ以上の数字をたたき出した選手がいます。
それはカイル・シュワーバーです。カブスを出て今季からナショナルズでプレーするシュワーバーは昨年の不振から立ち直り今季はまずまずの活躍を見せています。そんな彼は6/14に1本塁打を放つとその後しばらくはたまに安打するだけという状況でしたが、6/19のメッツ戦で2本塁打すると、翌6/20には3本塁打と二日間で5本塁打しました。
そんな爆発的活躍を見せたシュワーバーの一週間の成績はこちら。
打率.385 6本塁打 11打点 出塁率.414 OPS1.491
シュワーバーの所属するナショナルズはここ最近投手力が安定したのに加えてシュワーバーの活躍もあり、この一週間7試合を6勝1敗と絶好調。一方で大谷擁するエンジェルスは3勝4敗とまだまだピリっとしない様子。特に大差をつけながら大谷降板後に4失点した6/17の試合を見る限り、やはりこの投手陣では今シーズン中の挽回は難しいかもしれません。