ここからまだ移籍などで変動する可能性はありますが、現時点での年俸総額ランキングを紹介します。
*下四桁の端数は切り捨てています
1位 ドジャース 2億7480万ドル
2位 メッツ 2億5171万ドル
3位 ヤンキース 2億3910万ドル
4位 フィリーズ 2億2173万ドル
5位 パドレス 1億9827万ドル
6位 レッドソックス 1億9445万ドル
7位 ホワイトソックス 1億8473万ドル
8位 ブレーブス 1億7222万ドル
9位 エンジェルス 1億6858万ドル
10位 アストロズ 1億6387万ドル
11位 ブルージェイズ 1億6060万ドル
12位 カージナルス 1億4494万ドル
13位 ジャイアンツ 1億4331万ドル
14位 カブス 1億3011万ドル
15位 レンジャーズ 1億2889万ドル
16位 ロッキーズ 1億2797万ドル
17位 タイガース 1億1882万ドル
18位 ブルワーズ 1億1829万ドル
19位 ナショナルズ 1億1422万ドル
20位 ツインズ 1億1085万ドル
21位 レッズ 9958万ドル
22位 マリナーズ 9209万ドル
23位 ロイヤルズ 7841万ドル
24位 レイズ 7620万ドル
25位 ダイヤモンドバックス 7516万ドル
26位 マーリンズ 6745万ドル
27位 アスレチックス 4094万ドル
28位 パイレーツ 3787万ドル
29位 ガーディアンズ 3741万ドル
30位 オリオールズ 3036万ドル
1位ドジャースは最下位オリオールズの9倍
ドジャースの2億7480万ドルというのは本記事執筆時点の3月26日のレートで、日本円にして約335億2560万円にのぼります。
2021年シーズンにNPBトップだったソフトバンク・ホークスの年俸総額が約41億円であったことを考えると、年俸においてNPBとMLBにとてつもない差があることがわかります。
年俸に差があるのは海外リーグとMLBの間だけではありません。
2022年の1位ドジャースは最下位オリオールズの年俸総額のおよそ9倍に相当します。
いくらなんでもこれだけの差があいていては、選手の質で勝てるはずもありません。
また、2022年に単年の年俸で1位のマックス・シャーザーは約4333万ドルですが、一人でアスレチックス、パイレーツ、ガーディアンズ、オリオールズらの年俸総額を超えてしまっています。
上と下の格差があまりにも大きいのが今のMLBです。
しかし金をかければ勝てるというほど単純なものではないのが面白いところで、例えば21位のレッズは昨季ア・リーグ東地区で優勝していますし、今季もプレーオフ進出の可能性があります。
それでもやはり年俸総額の大きいチームが勝ちやすい傾向にはあり、金を極端に出したがらないチームはやはり勝ちの目が薄くなります。
それにしてもドジャースは流石にやりすぎで、昔はヤンキースが”悪の帝国”と呼ばれる大補強チームだったわけですが、今やドジャースこそが悪の帝国にふさわしいでしょう。
このオフもドジャースがフレディ・フリーマンを獲得するなど補強の手を緩めずに盤石の戦力を築いたのに対し、ヤンキースは大型補強をしなかった上に、アーロン・ジャッジへの長期契約をなかなかまとめないことでファンをやきもきさせています。
それにしてもドジャースの補強はやりすぎ感はあるのですが、スターとして活躍している選手に生え抜きが多くいるのが憎めないところです。