カブスはバエズをメッツにトレード

ハビアー・バエズ MLB
MLB.comより引用

解体中のカブスは主力のバエズをメッツへとトレードしました。

ハビアー・バエズ(28)

試合打率本塁打 打点 出塁率OPS盗塁
815.262140443.303.77776
日本時間2021年7月30日時点での通算成績

バエズは2014年にデビューして以来カブス一筋でプレーしてきました。
最大のウリはパワーで、2018年には34本塁打、OPS.880を記録しました。
プレースタイルは打率.280前後のパワーヒッターで、四球は選ばないため出塁率は低いというタイプです。
しかし昨季から数字を落とし、今季チームで最も本塁打は多いものの確実性が落ちており、現状はパワーだけの選手になっています。
守備面ではユーティリティ性が高く、メジャーではセンターと捕手、投手以外の全ポジションを経験しています。

試合打率本塁打 打点 出塁率OPS盗塁
91.2482265.292.77513
日本時間2021年7月30日時点での今季成績

トレードの内容

レッドソックスが獲得した選手:ハビアー・バエズ、トレバー・ウィリアムズ、金銭

ナショナルズが獲得した選手:ピート・クロウ=アームストロング

クロウ=アームストロングは2020年のドラフトで全体19位指名を受けた19歳の外野手で、メッツのプロスペクトランキングでは5位にランクインしていました。

メッツの思惑

現在地区首位のメッツですが、この地区は今季レベルが低く、首位メッツですら勝率.535しかありません。
後ろから追いかけてきているフィリーズやブレーブスに逆転される可能性も十分にあり、もし地区優勝を逃せばワイルドカードでのプレーオフ出場もほぼ絶望的です。
メッツの強みは投手力の強さでしたが、先発投手陣には怪我人が相次いでおり、さらに追い打ちをかけるようにエースのデグローム復帰が9月まで伸びることが発表されました。
しかしこれは希望的観測で、場合によっては今季絶望の可能性もあると見られています。
強力な先発投手補強を目論んでいたメッツですがそれは叶わず、今回獲得したのは内野の強打者バエズでした。
バエズは先日、同郷の友人フランシスコ・リンドーアとプレーしたいと発言しており、その発言を汲んだというわけではないでしょうが、結果的にメッツで一緒に戦うことになりました。
とは言ってもリンドーアは現在IL入りしており、復帰には1か月前後かかると見られています。
バエズはリンドーアが戻るまではその穴埋めとして遊撃手を務めるはずです。

カブスの思惑

ブライアント、リゾー、バエズ、キンブレル、このあたりの主力は全員今回のトレード対象でしたので、バエズも既定路線です。
総入れ替えするにあたり19歳の若手有望株が手に入ったので十分でしょう。

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