ゲリット・コールが最強アストロズ打線を制圧

MLB
MLB.comより引用

ヤンキースのエースであるゲリット・コールがアストロズ戦に登板。
今季最高の素晴らしいピッチングを見せました。

不調だった直近2登板

直近2試合で5.0回5失点、3.1回4失点と大乱調に陥っていたコールは、6/21に始まった粘着物質取り締まり強化の影響を受けているでは?という疑惑を受けていました。
4月から5月にかけて5試合連続無四球を達成した彼ですが、この2試合では8.1回で5四球と自慢の制球力さえ失っているようでした。

今季最強のアストロズ打線

そんな絶不調のコールが相対するのは敵地ヒューストンでのアストロズ打線。
今季のアストロズは主力が揃って活躍しており、打率、OPSがMLB全体1位という最も当たっている打線です。
また、ヒューストンはコールがキャリアで最もよかった2018年、2019年の2年間を過ごした場所でもあります。
ヤンキース移籍後初めてのヒューストンでの登板は、自身が最も調子の悪い時期に最も強力な打線との対戦というコールにとって最悪の状況でした。

今季初完封でアストロズ打線を寄せ付けず

しかし、ふたを開けてみればそんな杞憂を他所にコールは最高のピッチングを見せてくれました。

9回 3安打 無失点 2四球 12奪三振

アストロズはコレアやブレッグマンといった主力が揃っていなかったとはいえ、コールは今季初完封。
しかも試合はヤンキースが3回に奪った1点を守り切る1-0という展開。
守護神チャプマンが最近頼りないこともあって、コールはこの試合なんと129球も投げました。
ノーヒットノーランなどの記録がかかっていない状況でメジャーの投手が130球近く投げるというのはかなりのレアケースです。
しかし、最後にコールが投げ込みアルバレスから三振を奪った1球は99.1mph(約160km)を計測しました。
129球目に99mphです。信じられないスタミナです。

最近評価を落としかけていたコールですが、前半戦最後に信頼を取り戻すこれぞエースという活躍でした。

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