ブレーブスがトレードでマット・オルソンを獲得した(「オルソン、ドナルドソン、ウィンカーら大型トレード続々」を参照)ことでブレーブスからの移籍が決定的となっていたフレディ・フリーマンが、ドジャースとの6年契約に合意しました。
フレディ・フリーマンの契約内容
6年1億6200万ドル
現在32歳のフリーマンに6年契約というのは少々リスキーです。
ブレーブスもそれを嫌ってオルソンをトレードで獲得し、その直後に彼と8年1億6800万ドルの契約延長をしました。
今月28歳になるオルソンとの8年契約であれば36歳までですが、フリーマンとの6年契約であれば38歳までです。
長期契約において年齢というのは最も重要なファクターであり、今回は結果としてフリーマンとオルソンの総額がほとんど似たようなものになりました。
年齢面だけを考えれば、フリーマンよりオルソンをとったブレーブスの判断は素晴らしかったと言えます。
しかし、そもそもフリーマンはリーグ最高峰の打者であるということを忘れてはいけません。
デビュー以来非常に安定した数字を残しており、2020年にはシーズンMVPも獲得。
昨季も3割30本を記録するなど、年齢的な衰えをほとんど感じさせていません。
彼の経歴や直近の成績を考えれば、今回のドジャースの契約はリスクはあっても妥当なものでしょう。
マックス・マンシーはどうなるのか
フリーマンを獲得したとなると、気になってくるのが昨季主にファーストを守っていたマックス・マンシーのポジションがどうなるのか。
マンシーは昨季主にファーストで、その他にはセカンドとサードも守っています。
フリーマンをその高い守備力を考慮するとファーストで使う以外の選択肢はありませんので、マンシーはセカンドかDHが主戦場になるでしょう。
新ドジャース打線は強すぎる
ビッグネームが揃う新ドジャース打線は、やりすぎなほどに強くなりそうです。
1 RF ムーキー・ベッツ
2 SS トレイ・ターナー
3 1B フレディ・フリーマン
4 3B ジャスティン・ターナー
5 2B マックス・マンシー
6 C ウィル・スミス
7 CF コディ・ベリンジャー
8 LF クリス・テイラー
9 DH AJ・ポロック
このままオールスターに出てもおかしくない、打ってよし、守ってよし、走ってよしの打線の出来上がりです。
昨季極度の不振に陥ったベリンジャーが再びオールスター級の活躍をすれば、もはやこれに勝る打線は存在しないでしょう。
怪我がなければ全員20本塁打以上という歴史に残る結果になるかもしれません。