三冠王ミゲル・カブレラ　通算500号本塁打

タイガースに所属するミゲル・カブレラ(38)が、ついに通算500号本塁打を達成しました。
8月11日に499号を放ってからしばらく足踏みが続いていましたが、今回敵地ロジャースセンターではあるものの、ようやく500号を記録しました。
ロジャースセンターでブルージェイズファンのカーテンコールに応え、敵味方関係なくリスペクトを集めるレジェンドらしさが垣間見えました。

MLBで500本塁打を達成したのは、カブレラが史上28人目となります。
500本塁打は殿堂入りの切符ともいわれ、まだ殿堂入り資格を得ていない選手、薬物疑惑のあった選手を除いて全員殿堂入りを果たしています。
カブレラは薬物疑惑もなく今回のマイルストーンに到達したわけですから、これで殿堂入りは間違いないでしょう。

また、もう一つ殿堂入りの決め手となる大台にも彼は到達しようとしています。
それが3000本安打。
3000本安打はこれまで32人しか達成しておらず、こちらも500本塁打と同等のマイルストーンと言えます。
日本人では、イチローがMLBだけで3089安打を記録したことで、殿堂入り確実とされています。

カブレラは本日の試合で通算2955安打となり、3000本の大台まで残り45安打となりました。
3000本安打と500本塁打を両方達成している選手はハンク・アーロン、ウィリー・メイズ、エディ・マリー、ラファエル・パルメイロ、アレックス・ロドリゲス、アルバート・プホルスのわずか6人しかいません。
今季のカブレラの成績と残り試合数を考慮すると、残りの45本を今季打つことは非常に困難だと思われますが、彼の契約はまだまだ残っているため来季以降の達成はほぼ確実視されています。
そうなるとカブレラは史上7人目の3000本安打＆500本塁打達成者ということになります。
ちなみにカブレラは2012年に1967年のカール・ヤムトレムスキー以来となる三冠王を達成しましたが、上記の6選手は誰も三冠王にはなっていません。
そのため、カブレラは史上唯一の3000本安打＆500本塁打＆三冠王達成者となる可能性があります。