7月も3分の2を消化したところで、今月の月間MVPの有力候補を紹介していこうと思います。
ナ・リーグ編は「7月の月間MVP候補〈ナ・リーグ〉」でご覧ください。
成績確定版の≪7月の月間MVP候補〈ア・リーグ〉確定版≫はこちら
野手
デビッド・フレッチャー(LAA)
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
14 | .438 | 2 | 14 | .446 | 1.102 | 1 |
今季は低調なスタートだったものの、6月から調子を上げ、6月13日のダイヤモンドバックス戦から7月17日のマリナーズ戦まで26試合連続安打。
7月は長打もよくでて、相変わらず四球は選ばないものの打率、OPS共にリーグトップクラスに。週間MVPも受賞しています。
7月は3安打3度、4安打2度達成しており、固め打ちでさらに数字を上げてくる可能性もあります。
ホゼ・アブレイユ(CWS)
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
16 | .328 | 5 | 21 | .384 | 1.055 | 0 |
昨季のリーグMVPですが、今季は調子の並が激しく月ごとに数字が別人のように入れ替わります。
7月は好調で、特にいい場面で長打が出ているので打点はリーグダントツ1位になっています。
マット・オルソン(OAK)
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
15 | .308 | 5 | 10 | .429 | 1.121 | 0 |
ホームランダービーにも出場し、先日の大谷登板試合ではリリーフから本塁打を放ったオルソンは、今特に調子を上げてきている選手です。
7月序盤はあまり長打が出ていませんでしたが、オールスター明けからかなりのペースで打っているため、ここからさらに数字を上げてくる可能性大です。
大谷翔平(LAA)
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
14 | .259 | 6 | 11 | .365 | 1.013 | 1 |
最近調子の悪い大谷がここに入るのは少し不思議かもしれませんが、オールスター前の活躍のおかげで実はまだ月間本塁打数はリーグ1位です。
打率をかなり落としていますが、また月間で二桁本塁打を記録するようならまだわかりません。
投手
ロビー・レイ(TOR)
試合 | 勝 | 敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|
3 | 2 | 1 | 0.87 | 20.2 | 25 | 0.73 |
全てのスタッツが高水準で、負けが一つついていること以外は文句の付け所がありません。
ただし、飛びぬけたスタッツがないのがやや不利な点です。
クリス・フレクセン(SEA)
試合 | 勝 | 敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|
3 | 3 | 0 | 0.90 | 20.0 | 13 | 0.80 |
現状唯一3勝をあげている投手で、全試合で1失点以内と安定感抜群です。
レイと違って奪三振はかなり少ないため、勝ち星や防御率では上回る必要があるでしょう。
ライアン・プレスリー(HOU)
試合 | 勝 | セーブ | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|
7 | 0 | 5 | 0.00 | 7.0 | 10 | 0.43 |
本来こういった賞レースではリリーフ投手は不利なのですが、今回のプレスリーのように全登板で無失点なら話は変わります。
最低でも10試合以上登板し、防御率0.00を維持できれば彼も十分可能性があるでしょう。
ウィリー・ペラルタ(DET)
試合 | 勝 | 敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|
3 | 2 | 0 | 0.47 | 19.0 | 12 | 0.84 |
他の候補と比べて彼が不利な点は、5回1失点だった試合が1つあり、全試合QSはできていないことです。
同じ奪三振の少ないタイプであるフレクセンがライバルになりますが、防御率を今の水準で維持できればフレクセンを上回ることもできるかもしれません。