ジャイアンツに所属するバスター・ポージー(34)が引退を表明すると報道されました。
これはかなり衝撃的です。
彼は2009年にメジャーデビューを果たして以来、全休した2020年(後述)を除き12年にわたりジャイアンツ一筋でプレーしてきました。
サンフランシスコの誇るフランチャイズプレイヤーであり、今季は2019年以来の出場となりましたが113試合で打率.304 18本塁打 OPS.889というリーグ有数の好成績を残していました。
そんな彼が引退を表明する理由については、明日公式に明かされるようですが、おそらくは新型コロナウイルスが影響していると思われます。
彼は昨季のパンデミック禍で双子の養子を受け入れたこともあり、短縮シーズンの出場を辞退していました。
そこで家族との時間を最優先したいという思いが強くなったのかもしれません。
今季のポストシーズン敗退後には、家族と過ごす時間を楽しみにしているようでした。
養子を含めて4人の小さな子供がいるため、初めてfull-time dad(家にずっといる父親)になれるんだ、という発言もありました。
彼の来季の契約は球団オプションになっており、ジャイアンツは間違いなくオプションを行使すると思われていましたが、今季までの契約を全うすることで選手生活を終えるということになりそうです。
また、ポージーは新人王を獲得した翌2011年に、本塁上の交錯でシーズン終了の大けがを負っており、それがきっかけで今は日本でも採用されているコリジョンルールが制定されました。
捕手として常にリーグ最高峰の打撃力を誇っており、2010年代最高の捕手であったことは間違いありません。
実力的にはまだまだやれるだけに引退となると本当に寂しいのですが、新型コロナウイルスという特殊な状況下で家族のための決断と思われるので、やむを得ないですね。
最後のシーズンにチームMLB最高勝率に導いたのは流石の一言です。
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