ワイルドカードの二枠目を争って熾烈な争いを繰り広げてきたナ・リーグ。
終盤まで優位だったパドレスが失速したことで、レッズ、カージナルス、フィリーズのどこがその席を奪い取るのか注目されていましたが、ここにきてカージナルスが12連勝を記録する絶好調。
二枠目もそろそろ確定しそうです。
参考記事:ワイルドカード争いの展望
現在のワイルドカード順位
順位 | チーム | 勝 | 敗 | 勝率 | ゲーム差 | 直近10試合 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ドジャース | 98 | 55 | .641 | – | 8-2 |
2 | カージナルス | 83 | 69 | .546 | – | 10-0 |
3 | フィリーズ | 79 | 74 | .516 | 4.5 | 7-3 |
4 | レッズ | 78 | 75 | .510 | 5.5 | 3-7 |
5 | パドレス | 77 | 75 | .507 | 6.0 | 3-7 |
この大事な時期に今季最高のパフォーマンスをみせるカージナルスは流石の一言。
一方で、パドレスとレッズはずるずる負けが込み、完全に右肩下がりです。
フィリーズは調子を上げてはいるものの、カージナルスがあまりにも強すぎるために差が開いていきます。
順位 | チーム | プレイオフの確率 |
---|---|---|
1 | ドジャース | 100.0% |
2 | カージナルス | 98.0% |
3 | フィリーズ | 25.9% |
4 | レッズ | 0.6% |
5 | パドレス | 0.2% |
上表はFangraphsが算出しているプレイオフ進出確率ですが、カージナルスは98%というほぼ確実な数字が出ています。
カージナルスの残りの日程
カージナルスは12連勝している事実も素晴らしいのですが、さらに特筆すべきは、ワイルドカードのライバルだったパドレスを接戦の末スイープしたこと、そして同地区の絶対的首位であるブルワーズから4連勝したということです。
私自身、ブルワーズの対戦が多くなるこの日程はカージナルスに不利に働くと考えていましたが、それを覆すチーム状態の良さです。
点を取れない試合では守り抜き、大量失点しても大量得点でリードを奪う今のカージナルスは、完全に攻守の歯車が嚙み合っています。
そんなカージナルスの今後の日程ですが、下記のようになっています。
対戦相手 | 日程 |
---|---|
カブス4連戦 | 9/24~26 |
ブルワーズ3連戦 | 9/28~30 |
カブス3連戦 | 10/1~3 |
最も厳しい戦いになると思われていたブルワーズ4連戦をスイープで乗り切り、次に迎えるのはカブスです。
カブスとの初戦はダブルヘッダーで、すなわち4連戦となります。
カブスの直近10試合の成績は2勝8敗とあまりよくありません。
現在のカージナルスの調子を考えるならば、ここもスイープとなる可能性も高そうです。