ロックアウト前までの大型移籍一覧

コーリー・シーガー MLB
@MLBのTwitterより引用

26年ぶりのロックアウトに突入してしまったMLB。
これにより再び労使協定が締結されるまで、移籍等の活動は停止されます。
これは予想されていたことですので、ロックアウト直前までに駆け込み気味に合意に至った契約がいくつかあります。
今回は、現時点で既に合意に至った大型移籍(総額5000万ドル以上のFA及びトレード)を一覧で紹介します。
*大型契約を結んで残留した選手は含んでいません。

総額5000万ドル以上の大型移籍

コーリー・シーガー(27)→ TEX

レンジャーズ 10年3億2500万ドル

試合打率本塁打打点出塁率OPS盗塁
95.3061657.394.9151
2021年シーズン成績
マーカス・セミエン(31)→ TEX

レンジャーズ 7年1億7500万ドル

試合打率本塁打打点出塁率OPS盗塁
162.26545102.334.87315
2021年シーズン成績
ハビアー・バエズ(29)→ DET

タイガース 6年1億4000万ドル

試合打率本塁打打点出塁率OPS盗塁
138.2653187.319.81313
2021年シーズン成績
マックス・シャーザー(37)→ NYM

メッツ 3年1億3000万ドル

試合防御率投球回奪三振WHIP
301542.46179.12360.86
2021年シーズン成績
ロビー・レイ(30)→ SEA

マリナーズ 5年1億1500万ドル

試合防御率投球回奪三振WHIP
321372.84193.12481.04
2021年シーズン成績
ケビン・ゴーズマン(30)→ TOR

ブルージェイズ 5年1億1000万ドル

試合防御率投球回奪三振WHIP
331462.81192.02271.04
2021年シーズン成績
スターリング・マルテ(33)→ NYM

メッツ 4年7800万ドル

試合打率本塁打打点出塁率OPS盗塁
120.3101255.383.84147
2021年シーズン成績
エデュアルド・ロドリゲス(28)→ DET

タイガース 5年7700万ドル

試合防御率投球回奪三振WHIP
321384.74157.21851.39
2021年シーズン成績
マーカス・ストローマン(30)→ CHC

カブス 3年7100万ドル

試合防御率投球回奪三振WHIP
3310133.02179.01581.15
2021年シーズン成績
ジョン・グレイ(30)→ TEX

レンジャーズ 4年5600万ドル

試合防御率投球回奪三振WHIP
298124.59149.01571.33
2021年シーズン成績
アビサイル・ガルシア(30)→ MIA

マーリンズ 4年5300万ドル

試合打率本塁打打点出塁率OPS盗塁
135.2622986.330.8208
2021年シーズン成績

主なトレード

ハンター・レンフロー(29)→ MIL
試合打率本塁打打点出塁率OPS盗塁
144.2593196.315.8161
2021年シーズン成績
アダム・フレイジャー(29)→ SEA
試合打率本塁打打点出塁率OPS盗塁
155.305543.368.77910
2021年シーズン成績
ジョーイ・ウェンデル(30)→ MIA
試合打率本塁打打点出塁率OPS盗塁
136.2651154.319.7418
2021年シーズン成績
ジェイコブ・スターリングス(31)→ MIA
試合打率本塁打打点出塁率OPS盗塁
112.246853.335.7040
2021年シーズン成績
ホルヘ・アルファロ(28)→ SD
試合打率本塁打打点出塁率OPS盗塁
92.244430.283.6258
2021年シーズン成績
タッカー・バーンハート(30)→ DET
試合打率本塁打打点出塁率OPS盗塁
116.247748.317.6850
2021年シーズン成績

ここまでの総評

現時点では、オフシーズンで最も精力的に動いているのはレンジャーズ、メッツ、タイガースあたりになります。
レンジャーズは再建期に入るかと思われたにもかかわらず、シーガー、セミエン、グレイらと短期間の間に合意。
これほどの動きを見せたからには、ロックアウト解除後もFA、トレードで大きな見せ場を作るはずです。
メッツは上述のシャーザー、マルテに加え、マーク・カンナ、エデュアルド・エスコバーも獲得するなど、特に野手補強に力を入れています。
首位から転落し地区優勝を逃した今季の悔しさを晴らすべく、来季はワールドシリーズを狙う構えです。
タイガースはバエズ、ロドリゲスに加えトレードでバーンハートを獲得するなど弱点を補強する動きを見せています。
ア・リーグ中地区は今季ホワイトソックス一強でしたが、若い選手も育ってきているタイガースはそこに一石を投じることになりそうです。

また、レンジャーズほどではないにしても少し意外だったのがカブスのストローマン獲得。
今オフは遊撃手にスター豊作でしたが、好投手は限られていただけに、争奪戦の中ストローマンを、今季大解体したばかりのカブスが獲得したということは何を意味するのでしょうか。

また、来季も引き続きワールドシリーズ制覇を狙うであろうチームの中で現状あまり大きな動きがないのが、ヤンキース、ホワイトソックス、パドレスあたりです。
それぞれ現有勢力からは一部選手が流出するものの、軸となる選手は引き続き保有し続けているため、戦力の上積みを狙いたいところです。

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