デグロームが今季初の2自責点

MLB
MLB.comより引用

最強の投手ジェイコブ・デグロームがついに2自責点を喫してしまいました。

今季ここまで防御率0.50と歴史的な投球をみせていたデグロームですが、彼は今季全試合を自責点1以内に抑えてきていました(失点は2以上した試合もありました)。

現地6/26のフィリーズ戦で先発登板したメッツのデグロームは、この日も相変わらずの100mphを連発。それどころか初回に投げた4シームは5球全てが100mph越えと、今日も手が付けられないかと思われました。

しかし2回に安打、盗塁、安打で先制点を許します。
チームはその裏すぐさま1点を取り返すのですが、同点で迎えた6回に先頭打者ヘレーラに二塁打、続くホスキンスに四球を与えるとさらにハーパーにも死球を与えてノーアウト満塁の最悪のピンチを迎えます。
ここからは流石のピッチングで3人を打ち取るのですが三振を奪うことはできずにマカッチェンには犠牲フライを許してしまいます。
これによってデグロームは今季13試合目にして初の自責点2を記録しました。

6回2失点というのは普通の投手にとっては好投といっていいのですが、デグロームにとってはもはや炎上と言っていいかもしれません。
試合はその後チームが追いつき、9回の攻防で見事サヨナラ勝ちを収めたのですが彼には勝敗がつきませんでした。

個人的に気になるのはここ2試合で奪三振率が下がっていることです。
前回登板は5回6奪三振、今回は6回5奪三振。
球速の低下などはないのですが、長いイニングを投げるために組み立てを変えたのでしょうか?

ちなみに今日もデグロームは2打数1安打し、打率.414に上げました。
この高打率もいつまで続くのでしょうか。

試合開始前まで彼は、自身があげた打点6>自責点4という異常な状態でした。
もちろん二刀流である大谷翔平は打点56>自責点17ですから、そういう意味では大谷の方がもっと異常なわけですが、そもそも打席にたつ機会の少ない普通の投手が打点>自責点となるのは通常あり得ないわけです。

しかしこの試合でデグロームが2自責点を記録し、打点をあげられなかったことで打点6=自責点6となってしまいました。
次の登板では、無失点に抑えることができるのか、という点とともに、打点をあげることができるのか、というところでも注目されそうです。

デグロームの今季成績は以下のようになりました。

13試合 7勝2敗 防御率0.69 78.0回 122奪三振 WHIP0.53

これだけ圧倒的な今季でも最多勝は難しそうですね。

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