ワンダー・フランコがやってくる!

MLB

ワンダー・フランコという名前を聞いたことがあるでしょうか?
日本の野球ファンにはあまり聞きなじみがないかもしれませんが、MLBの、特にプロスペクト大好きなファンにとっては待ちに待った名前なのです。

ワンダー・フランコは現在レイズのAAAに所属する20歳の内野手です。
レイズはついに現地時間6/22(火)の試合において、彼をついにメジャーリーグに昇格させると発表しました。
それでは何故フランコがそこまで注目されているのか?それは彼がこの二年間常にプロスペクトランキング1位の超有望株であったからです。それも主要媒体全てが彼こそがNO.1プロスペクトであると太鼓判を押してきました。

彼は2017年の海外アマチュアFA市場で獲得されたドミニカ人選手であり、当時は大谷翔平に次ぐ選手として注目されていました。
2018年のシーズ途中には既にレイズのNO.1プロスペクトと評価されており、その期待通りの活躍ぶりであれよあれよと全体NO.1にまで上りつめます。

フランコは右投げのスイッチヒッターで、主なポジションはショート。ドミニカ出身の若きショートと言えば、パドレスのフェルナンド・タティスJr.を思い起こさせますが、身長は178cmとMLBの水準で言うとやや小柄。しかし5ツール揃った身体能力に加えて新人離れした打撃力は折り紙付き。
しかも、二人の兄もマイナリーガーで、おじにはなんとエンジェルスで活躍したエリック・アイバーとレイズで活躍したウィリー・アイバーがいます。

昨季は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグが中止となったが、今季は一足飛びにAAAデビューを果たし、そこでも好成績を残しています。。
フランコの今季メジャーデビューは想定通りで、レイズは現在6連敗中と苦しい状況で、彼には起爆剤としての活躍を期待するところ。
レイズは先日ショートだったウィリー・アダメスをブルワーズに放出していますが、その後昇格したテイラー・ウォールズ(24)やベテランのジョーイ・ウェンデル(31)らが守っています。そうなると気になるのはフランコのポジションがどうなるのかということですが、こういった状況が想定されていたフランコは今季AAAではセカンドやサードも守っており、昇格後も複数ポジションでプレーすることが予想されます。
2018年のプロスペクトランキング1位だったブラディミール・ゲレーロJr.が三冠王を狙うほどの活躍をみせている今季、フランコがどんなデビューイヤーを送るのか今から要注目です。

ワンダー・フランコの今季成績(AAA)

39試合 打率.315 7本塁打 35打点 出塁率.367 OPS.954 5盗塁

タイトルとURLをコピーしました